千葉女児連れ去り事件の容疑者が逮捕されましたね。
まああくまで「容疑者」であって「犯人」ではないのですけど、今はDNA解析の精度も何兆分の1とかで、それが近い地域内で一致したのですから、容疑者にとっては極めて不利な状況でしょう。
今回、容疑者が地域でも子煩悩なPTA会長だったということで、僕もですが世間もかなり驚いていましたね。
犯罪の容疑者でたまに「えっ!こんな人が!」っていう人が捕まりますよね。
万引きの瞬間映像なんかでも、捕まえた犯人が会社役員で財布にもお金がたっぷり入っていた、なんていうパターンはよくあります。
「羊の皮を被った狼」ということなんでしょうか。
どんな人でも他人には見せたくない一面は持っていると思います。僕だってそうです。
その「一面」が自分だけで完結することであればなにも問題はないんですけれど、他人に迷惑をかけることであればやはりダメでしょうね。
マスコミ報道について
これからしばらくはこの話題がワイドショーで連日、報道されるのでしょうが、このマスコミ報道というものについても少々感じるものがあります。
多分容疑者についてはネガティブな面ばかりが強調されて報道され、被害者についてはいかに周りから愛されていたかということにスポットが当てられるでしょう。
これはある程度、仕方のないことであることは理解できます。
容疑者は危害を与えた側ですし、被害者は受けた側なんですから逆のことをしても意味がないですし、視聴者の共感も呼べないでしょう。
まして民放であれば、スポンサーの機嫌を損ねてしまう危険だってあるでしょうし。
でも僕はこういう報道に何か「いじめの要素」というか社会のレールから外れた者を必要以上に貶める、という感情を土台に感じます。
もちろんこうなる責任は基本、容疑者本人にありますが、マスコミがそれを増幅している感じがどうしてもしてしまいます。
人間はなかなか残酷な生き物で他人の転落を喜ぶ、という醜い一面があります。申し訳ないですが僕にもあります。
ニュースやワイドショーで、レポーターやゲストの皆さんは事件について真剣に語っていきます。
でも僕は性格がひねくれているのかもしれませんが、言外にその残酷な感情を察知してしまうんです。
人間て醜いなー、と思ってしまいます。 みなさんはいかがでしょうか?