ヒゲおやじ

ある男の後半生(こう反省)

レビュー

インスタントラーメンの替え玉、サリ麺

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僕は若い頃インスタントラーメンが大好きで、よくスーパーマーケットで5袋パックを購入しては、一回に2袋、3袋一気に食べていました。

卵、長ネギをたっぷり入れて食べてもそれほどコストがかからず、その割に高い満足感が得られて、特に学生時代は重宝したものです。

そんな便利なインスタントラーメンでしたが、一つだけいつも悩みがありました。

それは、添付の粉末ラーメンスープが余るということでした。 通常の食欲を持った普通の人であれば一回に1袋しか食べませんからこんなことで悩まないのですが、一度に何袋も食べる大食漢にはしばしばぶち当たる深刻な問題なのです。

経験者(?)ならお分かり頂けると思いますが、一気に作る量が多いほどスープの量は少なくなっていきます。

1袋であればだいたい500ccのお湯を想定してスープが作られていますが、3袋同時に食べる場合、鍋のサイズの問題などもあり、単純に1500ccにはしないでしょう。

その結果スープをすべて使ってしまうと味が濃くなってしまうため、どうしても捨てるということになってしまいます。

僕は昔からこれが非常にもったいないと感じていました。

塩ラーメンのスープなんかはチャーハンに利用することもできます。 これは良く知られていて、僕も何回も作っていました。 ゴマと長ネギとの相性が良くて、なかなか美味しいチャーハンができるんです。

でもその他の味となりますと、どうしても用途が限られてきます。 特に豚骨スープみたいなものなんて料理のプロや応用力のある人ならいくらでも考え付くのかもしれませんが、僕みたいな素人にはラーメン以外に用途が思いつきません。

僕はゴミ箱の余りスープを見るたびに、「インスタントラーメンの替え玉ってないのかな?」とずっと思っていたものでした。

僕の学生時代はまだインターネットが普及する前でしたから、調べることもできません。 店頭になければもうそれで話は終わりでした。

スーパーマーケットやコンビニでそういうものを探してみてもそれらしいものは一向に見つからず、僕はあきらめました。

生麺タイプのラーメンならあるんですが、あれには専用のスープがありますし、何よりインスタントスープって合わないんですよね。

まあインスタントスープって、インスタント麺を茹でると出るデンプン成分も併せて美味しさが発揮されるように作ってあるので当然なんですが。

健闘むなしく、僕の学生食生活は終わりました。

しかし社会人になり、ドンキホーテのインスタント麺コーナーをぶらついていた時、ついに運命的な出会いを果たしたのです。

それが「サリ麺」と呼ばれるインスタント麺でした。 韓国製で本来はチゲ鍋などにそのまま投入して煮込んで食べるのが正しいらしいのですが、スープの無い麺で単価が安い(箱買いすれば一袋約60円!)となれば、正気を失ったデブのとる行動はただ一つ。

一個のスープで2~3個のサリ麺を煮込んでモリモリ食べる。 これこそが僕がやりたかったことでした。 やっと理想の恋人に出会えた感覚でした。

現在は年も年ですし、個人的に大きな病気をやってしまったので昔みたいな頻度では食べていませんが、たまに自分の体重を慎重にコントロールしながら、羽目を外すことがある程度に抑えています。

大食漢の方はご理解いただけると思いますが、若い時って大量の食べ物がグビグビ喉を通るあの感覚が堪らないんですよね。

しかし時計の針は戻せません。 僕の食は年々細くなる一方ですし、無理にそれに逆らえば病気の再発につながる恐れもあります。

好きなものを好きなだけ食べる、というのは若い頃だけに許されるつかの間の特権なのかも知れませんね。

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