ヒゲおやじ

ある男の後半生(こう反省)

闘病記

脳出血から3年、久々のMRI検査

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去る10日、2ヶ月ぶりの診察日でした。 今回はMRI検査がありました。 僕の主治医は検査結果を伝える時にやたら改まった態度をとる人でして、こちらはいつもその度に「今回は何か悪かったのかな?」と緊張感をみなぎらせます。

しかし幸いなことにいつもそのその緊張感は無駄に終わり、「何も異常はありません。良く自己管理されていますね。」というありがたいお言葉をいただくのが慣例となっております。

僕は3年前に脳出血を発症し、約3ヶ月入院しました。 退院後しばらくは、定期的に発生するてんかん発作に苦しみました。

しかし時間が経つにつれ発作の間隔が徐々に広がっていき、去年7月に起きた発作を最後に現在まで発作は起きていません。

主治医の話ではMRIの状態はここ2年ほど変化していないということですので、僕の脳自体の状態が回復しているというわけではなさそうです。

それよりも現在服用している抗てんかん薬が、自分に合うものであるために、発作が抑えられているのでしょう。

現在は車の運転は出来ませんが、来年7月まで発作が無ければ「2年間発作なし」ということで、主治医から運転の許可も出ますし、免許の更新も出来るようになります。

これから12月ですが、僕にとってはあらゆる意味で「冬の時期」と言えそうです。 いや、すぐですな、7月なんて。

それよりも今僕には心配していることがあります。

車の運転ができないため、休日はどうしても家にこもりがちになる。 やることはどうしても映画を観たり、ゲームをしたりということになり、その上小腹が空くものだから勢い何かを食べのみしながらということになってしまいます。

僕は脳出血発症時、体重は110kgありました。 いわゆる肥満です。 しかし30歳くらいから高血圧で通院しており、薬もきちんと服用しておりました。 糖尿病でもありません。

僕の主治医も「脳出血の原因は高血圧が多いが、あなたは別に血圧も高くないし原因は現在でも不明です。」と言っていました。

とはいうものの、僕の身長は175㎝です。 体重は110kgより80kgであった方が良いに決まっています。 退院直後は病院食でコントロールされていたこともあってか一時83kgまで落ちたのですが、先ほど書いた事情などもあり、徐々に体重が戻ってきているのです。

別に僕が意思をしっかり持って自己コントロール出来れば問題はないわけですが、僕はもともと意思が弱い人間です。 加えて夕食にアルコールなんて入ってしまうとどうしても本能のままに行動しがちになります。

その結果が現在の体重に正直に反映されているわけですね。

いくら主治医が高血圧が原因の脳出血ではない、と言っても発症時の体重に近づいていくことはやはり気持ちのいいものではありません。

本能的な誘惑に打ち勝つ精神力、これが僕には必要なんでしょう。

-闘病記

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