世界が止まってしまいました。 一つの新しい病気によって。 エボラウイルスが発生した時も、サーズが発生した時も我々は恐ろしいとは感じたものの、どこか他人事のような「まさか日本までには影響を及ぼすまい。」という悪い意味での島国精神(もしかしたら神風信仰)のようなものがあって、現実もそうであったために、今回のようにその一線を越えてしまうと対応に右往左往するという状況です。
一昔前はマスメディアに政府関係者や政治家の皆さん、それに著名な学者やコメンテーターなどが出演し持論を展開する程度でしたが、現在はSNSで個人レベルで意見できる時代になっています。
政治家さんはさすがに自らの政治生命がかかっているので言葉に慎重で迂闊なことは言いませんし、何より彼らは喋りのプロフェッショナルですので聞き手を説き伏せるような話術にたけています。 僕は今の与党自民党が決して嫌いではないのですが、現在の野党が惜しいのは現在の混乱した自民党の弱みに良い意味で付け込める(国民の支持を奪える、という意味)人がいないのでは? ということです。
逆にチャンスに恵まれた野党側が問題を起こしたりして自爆している。 もったいないと思います。
逆に昔なら決して表には出てこなかった一市民の何気ないツイートやYouTube動画でのパフォーマンスにきらりと光るものがあったりする。 明らかに「アベノミクス」を皮肉った「アベノマスク」などは、昔誰かが言い出した「ああ言えば上祐」にも通じるセンスの良さを感じます。
今回のウイルスについては陰謀論とか様々なことが言われています。 それはそれで興味はありますし、世界はこれから第三次世界大戦にむかうのでは? とか危惧されていますが、とにかく今は現実に起きていることと、これから確実に起きることには対処しなければいけません。
現在はとにかく人とモノの流れが止まっている。 リーマンショックの時は金融の流れの停滞でしたが、今回は実経済そのものが停止してしまっているということで、その深刻度は比べ物になりません。
出来ることといえば、現在持っている資産で利益を生むことと、自分のスキルを活かした何かを磨くこと、ではないのかなと思います。
別に今回のような出来事を予見していたわけでは全然ないのです。 いずれプラチナ価格が金価格を追い抜くという安易な理由で「プラチナ積み立て」を始め、銀行の利息よりもはるかに割のいい配当金に目が眩み「株式投資」に手を染め、5年前の脳卒中でしばらく運転できないためにブログを立ち上げました。
現在でもこれらだけでは到底食っていけないような微々たる実入りですが、いずれ大きな果実に成長することを夢見て学習、切磋琢磨する。 こういうことが現在の最大の自己防衛なのではないでしょうか。