人間はどこの国に住んでいても一定額の税金を国に対して納めなくてはなりません。 これは全国民がもれなく恩恵にあずかるサービスについては国民全員がワリカンしてそのサービスを始めれば公平であることが基本理念となっています。
一方で人間は全てにおいて自分が一番得をしたい、人よりも損はしたくないという本能に基づいて日頃から行動しています。 節税と脱税は紙一重だ、とかたまに耳にしますがこれら二つとも行動理由は同じです。 いかにして自身の取り分を増やすか、の一点です。
そこで今度は節税と脱税を分けるポイント、すなわち「違法性」が問題になってきますがたいていの場合、「申告したかしなかったか」がその分かれ目であり、申告しなかった場合は「故意かうっかりか」によってその重罪度が変わります。
故意に申告ナシの場合、これは最悪収入をほとんど没収されたうえ懲役刑という、目も当てられないような状態になってしまいます。 こうなるよりはおとなしく納税した方が・・・、とほとんどの人は無意識に二つを天秤にかけて、渋々「納税」という選択をしているのだと思います。
言うまでもなく日本は国民皆保険を採用していて、その原資は税金です。 これは大変良い使い道だと思います。 また国民年金基金は国内外の株式、債券を多く購入していてそこから多額の利益をストックしているとか。 自身も株式の運用をしていますが、実に頼もしく思えます。
ところがまあこれはマスコミが面白おかしく取り上げるから目立ってしまうという一面もあるのかもしれませんが、Goto Travel、Eatの一連のゴタゴタ、コロナワクチン接種率の低さが毎日ニュースで目立っています。
これがいわゆる日本人あるあるでして、一年後には「そんなことあったっけ?」みたいな感じでみんなきれいに忘れてるわけですよ。 そんな日本に何十年も暮らしているせいか、最近ではいちいちそういうことに反応することに疲れてしまって、経済の統計データだけを参考にするようになってきました。
そこにある興味深いデータがありました。 世界の何千人から集めたアンケートか分かりませんでしたが、コロナ終息後行きたい国は三十何%かで日本が一位でした。 そこには数字だけでコメントが何もありません。 集計された事実だけがあってマスコミによる妙なあおりもないので、実に心地が良いのです。
僕は株取引をやるようになってからこういう数字を冷静に見るようになりました。 株で金銭以外に得ることが出来た特技(?)の一つだと感じています。 僕は生来他人に踊らされやすい人間なのですが、トレードが僕に「冷静さ」を教えてくれたのです。
その意味でも株は僕の一生涯の友となりそうです。