今年もコロナに振り回された一年でした。 僕自身も今年を振り返るに休日はあまりアグレッシブに外出せず家で映画や動画を観たり、出るとしてもごくごく近場のスーパー銭湯やファストフードで疲れた老体につかの間の休息を与え、わずかな小銭でパチンコに興じるくらいなものでした。
その中で今年のネタの締めくくりとして、最近のYouTube動画について感じるところがありましたので書きたいと思います。
僕が好んで視聴する分野は株式投資系、音楽(特にクラシック、洋楽)、お笑い系、飲食系(主に店舗紹介)などです。 株式投資系については僕自身の株取引の勉強や情報収集のために利用していますし、音楽は酒が進んでハイになると選択対象になります。 お笑い系はスマートフォンで再生し枕元に置き睡眠用として欠かせませんし、飲食系は市街地へ出た時のための情報源として必須なのです。
そう考えると今やYouTubeを始めとした動画サービスは個人や企業の意見と自己紹介の場となっており、その需要はますます増加していきそうな感じがします。 ただテレビと比較すると動画サービスはまだ歴史が浅く、見知らぬ新人が参入してきてはいつの間にか消えている、戦国時代の群雄割拠のような印象を受けます。
しかし黎明期にはそれが逆に味になるんですけどね。 動画の世界だけに限らず、何でも始まったばかりの試行錯誤の頃が、雑多なものが入り交じるがゆえに多くの人間の興味を引く。
そしてその混沌の魅力に惹かれさらに多くの人間が集まり活況を呈するようになるが、その群雄の中から一部の勝ち組が出現する。 残念なことにこれがバラ色の黎明期の終焉となってしまうのです。 僕はここまで書いていてなんか黎明期=明治維新を連想しましたが忘れてください。
勝ち組の出現は「それに追随する者」の出現を意味します。 要は勝ち組に倣えば自身で考えなくても安易に一定の成果を上げることができるということですから。 結果、類似したコンテンツでその分野は飽和する、と僕なんかは考えちゃうわけですよ。 すいません、現在のテレビ業界が頭をかすめました。
ただテレビというのは歴史が長いわけで、やはり編集、テロップなんかの処理はテレビの方が格段に上手だなーと感じます。 あと災害時なんかの公共的な役割。 これに関しても動画サービスはテレビ、ラジオには及びません。
そうは言いながらも、YouTubeだって現在はまだ成長真っ盛りの青年期みたいなもの。 今が最終形態ではないはずです。 グーグルマップやドライブがあるくらいなのだから動画だって大器晩成していくはずです。