実に10年ぶりにPCを買い替えました。 今まで使ってきたPCがだんだんとスペックが古くなってきて、実用に耐えるものではなくなってきたためです。
炊飯器や洗濯機のようないわゆる白物家電なら、いくら時代が変わってもご飯を炊く、服を洗うという目的は変わらないため、「壊れるまで使う。」ということができるでしょう。 もちろん壊れる前の買い替えで多少消費電力は抑えられたり、静音化がすすんだりということはあるとは思います。 ですが別に壊れてから買う、とまではいかなくても調子が悪くなってから買っても困ることはありません。
一方今回のようにPCが古くなってきますと、実に様々な弊害が出てくるのです。 もちろんどこかが物理的に故障しているわけではないのです。 キーボードを押せば押したキーに応じて文字が出力されますし、マウスも正常に動作します。 YouTubeも視聴できれば、メールもできる。 問題はそこではありません。
まず、ソフトウェアアップデートに非常に時間がかかるようになりました。 Defenderのアップデートくらいならまだ我慢できますが、複数の更新が重なるとたいてい再起動も必要になってきます。 そうなると更新だけで5、6時間かかるようになってしまいました。
そして僕は音楽、動画のスマートフォンへの転送もPCで行うのですが、最新のAndroidに変えてから、本体と接続しても内部メモリーを認識しなくなりました。 自家用車との有線接続は問題ないので、PCのスペックに問題があると判断しました。
そしてこれはかなり前から分かっていたことなのですが、今まで使ってきた古いPCは圧倒的なスペック不足により、Windows11にバージョンアップが不可能らしいのです。 分かってはいつつもセキュリティーの更新はされるし、一応サポート期間内ということでだましだまし使い続けていたのです。
そんなPCでも買った当初はWindows7Proでした。 しばらくして10が提供され、その時はスペックを満たしていたため問題なく導入できましたが、今回の11はさすがに要求されるものが大きすぎるのか、無理でした。
考えてみると10年前はHDDでしたが現在ではSSDが主流ですし、USBも2.0から3.2だかへシフトチェンジしています。 Wi-Fiも僕はあまり精通していませんが「6」だかが主流なんだとか・・・。 ハード面がこんな状況なのだからいつまでも旧式のPCに最新OSが入れ続けられるわけがないですね。
僕はきっとファミコンにスイッチの機能を持たせるような無謀なことをしようとしたのでしょう。(笑)
PCなり、ゲーム機なりが定期的にモデルチェンジするのは企業の売らんかな精神というか、そういうのが根底に有るのだろうという、小ずるい視点で見ていた時期もありますが、よく考えたらハードの飛躍的な進歩に対してはソフトウェアのアップデートでは対処しきれない。 機械そのものを新しい規格で作り直す必要がある。
僕も今回、新PCを導入したらこれらの問題、不満が一気に解消されました。 多分これからまた10年くらいは大丈夫、そしていざその時にはハードも更に進歩し、現PCでもスペック不足となるようなWindowsが発表されているのでしょう。
そうなったら再び同じ内容のブログを執筆予定です。(笑)