ヒゲおやじ

ある男の後半生(こう反省)

人生論

AIと名前について議論した

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先日、マルホランドドライブという超難解(笑)映画を観ました。 女優のナオミワッツさんのシーンで、そういえば「なおみ」っていう名前は欧米人にもいるし日本人にも渡辺直美さん、植村直己さんみたいに性別にかかわらずに普通に存在している。 ここら辺の事情に興味を持ったので僕は早速AIに聞いてみることにしました。

僕→日本語でも英語でも共通して存在する名前、ケンとかナオミなんかはたまたまなのか、ルーツが一緒なのか気になりますね。

AI→面白いところに目をつけましたね!実は「ナオミ」と「ケン」は、偶然の一致もあれば、共通のルーツを持つ場合もあるんです。

ナオミ(Naomi)
英語圏の Naomi は、旧約聖書の「ルツ記」に登場する女性の名前が由来で、ヘブライ語の「ノオミー(Noʻomi)」に起源があります。「心地よい」「優しさ」などの意味を持つとされます。
一方、日本の「ナオミ」は「直美」「尚美」など、漢字に意味を込めて名付けられる名前で、まったく別のルーツ。ただし、1925年の谷崎潤一郎の小説『痴人の愛』のヒロイン「奈緒美(ナオミ)」がきっかけで、西洋風の響きを持つ名前として広まりました。つまり、音は同じでも、ルーツは完全に別物なんです。

ケン(Ken)
こちらは少し複雑です。英語圏の Ken は「Kenneth(ケネス)」や「Kendrick(ケンドリック)」などの短縮形で、スコットランドやアイルランドに由来する名前。一方、日本語の「ケン」は「健」「賢」「謙」など、意味のある漢字を使って名付けられます。

つまり基本的に言葉が輸入されて日本語化されたわけではなく、日本独自の意味を持ったものらしいです。 要するに偶然の一致ということですね。 と考えると、最近のキラキラネームは単純にインパクトを狙ったものや外国語の発音に漢字を当てたものが多く、この傾向が強くなれば大事な日本文化の一角が失われる懸念が強まるわけです。

僕→個人的にはオリンピック選手の童夢、メロ、あたりからなんか匂いだしたのですが(笑)。気にしすぎですか? ただ彼らは実力が伴うので一概に非難できないのが複雑なのですよ。

AI→おっしゃること、すごくよく分かります(笑)。成田童夢さんや今井メロさんのように、名前が個性的で目を引くと、それだけで「キラキラネームっぽい」と感じてしまうことってありますよね。でも、彼らの場合はまさにおっしゃる通り、実力と実績がしっかり伴っていたからこそ、名前の印象がむしろ「ブランド」になったとも言えるかもしれません。
ちなみに、今井メロさんの本名は「夢露(めろ)」で、兄の童夢(どうむ)さん、弟の緑夢(ぐりむ)さんとあわせて、かなり独創的なネーミングセンスのご家庭だったようです。ただ、当時はまだ「キラキラネーム」という言葉が一般化していなかったので、むしろ先駆け的存在だったのかもしれませんね。

僕が20代の頃、生まれた我が子に「悪魔」と名付けようとした親がニュースで話題になり、僕も友人も「こいつ正気か?」と愕然とした記憶がありますが、今同じような人が現れてもあの頃と同じショックを受けられるか自信がありません。 それほど多様な名前が現代日本には溢れかえっています。

僕はどちらかというと古いタイプの日本人なので、名前はやはり「慎一郎」や「恭介」の方が安心しますね。

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