ヒゲおやじ

ある男の後半生(こう反省)

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パチンコ、パチスロのロングセラー商品

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僕は基本的に週末の休みの日だけ、2~3時間パチンコ、パチスロに興じます。 勝っていればもっと長時間居座ることもありますが、基本的にあまりそういう機会がないことと(笑)、出玉がない状態で長時間座っているとすぐに飽きて他のことがしたくなってしまうため、短時間で店を出てしまうのです。

それでも若い頃はもっとギャンブルにのめり込んでいたような気がします。 不思議なことで確かに「勝ちが続く時期」なるものが存在し、その時期に自分がさも強くなったかのような錯覚に陥り、それまでの勝ち分が全部吹き飛んでしまうまでその酔いが冷めないのです。

現在は単に歳を取ったからなのか、それとも「ギャンブルは所詮親が儲かるようにできている。」というある意味悟りの境地に達したからなのかは分かりませんが、あまり熱くなることがなくなりました。

ああ、いや、書いている途中でそうなった理由の一つに思い当たりました。 サービスや物品の購入にギャンブルで得た金を当てにする、ということを全然しなくなりました。

若い頃はそれこそパチンコで暖房代を稼ごう、友人とススキノへ繰り出せば風俗代を儲けよう、などと不埒なことを考えては眼を血走らせていました。 しかし現在ではパチンコは生活費、娯楽費の捻出動機ではなくなっています。 それ以前にパチンコ代だけで多大な負債を出していますので、そもそも生活費捻出手段として完全に失敗、破綻しています。

最大限自分に都合よく解釈するなら、損した金額分だけのスリル、楽しみを与えてもらえたと思う(負け惜しみか?)しかないのではないでしょうか。

パチンコ屋に足を運ぶ人間でなければ分からないことですが、現在パチンコであれば「海物語」というシリーズ物、パチスロであれば「ジャグラー」というシリーズ物が一応、田舎都会かかわらず一番普及し、ダントツで犠牲者(笑)を獲得している機種となっています。

これらの2機種はシリーズ物であるため元々の歴史がかなり古く、無数のマイナーチェンジを繰り返したり、ゲーム性の近い亜流物を何回も出しながらも、客を引き付ける一番大事なウリの部分は頑なに守り続けることで、トップの地位を守り続けています。

「ジャグラー」の場合、ボーナス獲得時に「GOGOランプ点灯による100%告知」により安心して遊べるパチスロ機、という印象を与えることになり、何かパチスロからダークなイメージが少し無くなったような感じがしました。 同時にランプ点灯自体に快感を感じる人たちが非常に多かったようで、最初は点灯のみによるボーナスの有無の告知だけだったものが、点灯方式自体にも意味を持たせるようになったり、ちょうど長寿番組がやっている「大切な骨組みは決して変化させずに、それでいてマンネリ化を避けるため新しい要素も少しづつ取り入れる。」ということをやっているわけですね。

これは「海物語」でも同様で、シリーズ最初の「ギンギラパラダイス」からマイナーチェンジによって色々な要素が付加されても基本は変わっていないわけです。 長寿番組がいつチャンネルをつけても安心して視聴できるのと一緒で、「海」シリーズである限り我々はどんなに新作が出続けても、常に遊び方を知っている状態で安心できるわけです。

こうしてみてきますと、ロングセラー商品というものはやはりある種の特徴を持っているようです。 それは何と言ってもその商品からでしか得られない満足感。 それがマイナーチェンジを繰り返しているものであれば、それを作っているメーカーはそれがウケている特徴を理解していて、そこは決して変えてきません。

ジャグラーの「ガコッ」、「ペカッ」、海物語の「キュイン(実はこれはもともと他社のものだと思っていますが、現在では人気の一大要素となってしまっているのであえてここのものとします)。 この音と光に僕はこれからどれくらい吸い取られるのでしょう?(笑)

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