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ある男の後半生(こう反省)

時事

株式投資、そろそろ慣れた?

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僕は3年程前から株式投資を始めています。 これまでそれほど大きな一発を当てたことはないのですが、それでも毎年配当金と売却益でコンスタントに数十万程度、生活費の足しになるくらいには稼げています。

最近では世の中も「貯蓄から投資へ」なんて言われ始めて、折からの老後2000万円問題なんかもあり、これはいよいよ国家の懐具合も少子化待ったなしなのかな?と不安を煽られてしまいます。

貯蓄から投資へ、という方針自体には僕は別に反対はしません。 訊くところによると最近では学校の授業にも投資の科目が取り入れられたらしいとのことで、それにこれは僕の母親にも言えることなんですが、年配の人はとかく高額の預貯金をずっと口座やタンスに放置しがちな傾向があります。

そんないわば眠ったお金をたとえ優待をもらうという「よこしまな」理由のためであっても投資に流すのは日本経済のために決して悪いことではないと僕は考えるので、先日父親が死んだときに残した株式の名義を母親に変更する時についでに新しい銘柄を一つ購入してもらいました。

もちろん実の母親ですので騙してボッタクろうなんて微塵も考えません。 自身が株式を購入するのと同じスタンスで銘柄を吟味しました。 ただ母親ということでその年齢を考えると、これからの成長性よりも現在の安定性を重要視しました。 減配の危険が少ない、破綻の危険が少ない、そしてエサで釣るというわけではないのだけれども株を保有しているという実感を持ってもらうため優待を出している会社にしました。

そしてなにより大事なことは誰もが知っている会社であること。 僕の母は株については何も知らない人間なので、とにかく不安にさせる要素はすべてNGなのです。 その結果選んだ銘柄は「永谷園」になりました。 すべての条件に合致します。 優待も食品であり、自然に消費できます。

と、長々と母親のことを書いてきましたが、僕自身は十数銘柄保有しており、それこそ高配当、バリュー、グロース銘柄入り乱れた感じになっています。 ただ僕は現在でも現物取引しかやっていないので、存在しているマイナスは含み損のみで追証はありません。

しかし今こうして自身の保有銘柄と売買履歴を振り返ってみると、投資家としての技量の無さが浮き彫りとなって情けなくなります。 まず銘柄に対する見る目の無さです。 十数銘柄保有していながらプラスになっているのが数銘柄しかないのです。 ところがどの銘柄も購入時は「上がると思って買った」のですから、これではまだまだ駆け出しの小僧ですね。

これらをすべて信用取引でやっていたらと思うと失神しそうになります。 現物だからマイナスの銘柄をずっと塩漬けにしてプラスの銘柄だけ売って儲かった儲かったと子供みたいにはしゃげるのであって、信用ならばプラスだろうがマイナスだろうが強制決済です。 多分僕は破産していたでしょう。 証券会社が口座開設一年目の人には信用口座を開かせない理由というのが納得できました。

また僕の株の売買行動にもある特徴がありました。 ある銘柄が上昇しほんの少し利益が出ると早々に利確してしまい、他の価格が下がってる株の原資に充当してしまうというものです。 多分僕以外にも心当たりのある人がいるはずです。

これをしてしまうと往々にして大きな利益を逃がしてしまいます。 本当に勝てる人は10倍になるまで魔人ホールドできるメンタルの持ち主でしょうが、どんな10倍銘柄だってチャートが激しく上下しながらそこまで到達するんです。 結果最後まで持ち続けた人だって途中何回か大きく下げたポイントでは「このまま下がるのでは?売ってしまおうか?」なんて考えたはずです。

僕にはまだそこまでの鋼のメンタルが存在していません。 それを手に入れ初の10倍株を手にした時、別の景色が見えてくるのかもしれないですね。

-時事

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