ヒゲおやじ

ある男の後半生(こう反省)

趣味

ミュージックビデオで熱唱したい。

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僕はYouTubeで音楽ビデオを良く観(聴き)ます。 現在は時期的にクリスマスシーズンですので、やはり定番のWHAM!や山下達郎さんの曲がトップに表示されてきますが、さり気なくこの辺りもGoogle先生のAIの優秀さを垣間見た気がしますね。

僕自身も50代になりサラリーマンが板についてきますと、仕事上がりに酒とつまみを買って帰り、新着のYouTubeをチェックし始める。 そしてしばらくしてアルコールが回っていい気分になってきた頃に、ミュージックビデオを見始めるわけです。

何のために? もちろん歌うためにです。 アルコールが体中をめぐって気分が高揚しますと、やはり人は何かしたくなります。 僕は酔って映画を観たり本を読んだりするのはストーリーが追えなくなるので苦手なのですが、飲みながら歌うというのは大好きです。

まあ良く考えれば飲み屋には昔からカラオケ設備はあってもシアター常設のバーなんてあまり聞かないから、「音楽と酒」の相性だけが別格で良いのは特別僕だけに限ったことではないのでしょう。

僕が大学生の頃は、レーザーディスクカラオケの全盛期でした。 もうかれこれ30年ほど前ですから、黎明期特有の無名のカラオケ店が雑多にひしめき合っている状態です。 レーザーディスクだから当然歌詞と映像付きなのですが、その映像が歌詞の内容を一言一句違わず正確に表現(というより再現に近い)していて、当時でさえ「これ、やりすぎでは?」なんて思ったものです。

30年経った現在の視点で「あれがバブルというものだったのかなあ。」と回顧できますが、当時はとにかくそういう一部の良くわからないものに多額のお金が使われていた。 しかし日常生活においては全く狂乱物価ではなかったために、僕にとっては完全に別世界のお話なのでした。

話がそれました。 レーザーディスクカラオケには当然、歌詞も表示されます。 そして僕が現在視聴しているミュージックビデオも当然歌うために観るので歌詞が表示されるものを選択します。

不思議なことに気が付きました。 なぜか前者はよどみなく歌えていたのに、後者は歌詞を間違えたり、詰まったりするんです。 何故だ? カラオケは有料だからか? それとも大勢でワイワイやるからかな?

いや違う。 カラオケは「次に歌うべき歌詞が数秒前に表示される」んです。 YouTubeの方は同時表示がほとんど。 なので歌い間違える。

歌詞付きミュージックビデオなんて別にお金を取って歌うために作られてるわけではないのだから、どんものをアップロードしたって別に視聴者が文句を言う筋合いはありません。

ただ僕みたいに歌詞付きミュージックビデオを「歌うために」観ている人間は僕だけではないはずです。 なので「歌い手の気持ちに徹した」ビデオクリエイターさんが現れれば、他を圧倒した成果を上げられる気がしています。

そういう意味で僕的に永久に使えるミュージックビデオはまだ一本だけです。 それは最悪消されてもいいようにハードディスクにダウンロードさせてもらいました。 これからぜひとも「消されたら困るようなミュージックビデオ」が増えることを祈りつつ・・・。 合掌。

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