ヒゲおやじ

ある男の後半生(こう反省)

人生論 趣味

テレビゲームから学んだ無バイアスの視点

投稿日:2023年11月21日 更新日:

僕は高校、大学時代に女神転生というゲームに没頭しておりました。 それまでもドラゴンクエスト、FFシリーズなんかは普通にやってきたのですが、この女神転生というRPGは世界観が僕にとって非常に独特で魅力的でした。 ドラクエやFFその他大多数のRPGは善陣営、悪陣営がはっきりしていて主人公=自分は善に属し、悪を滅ぼし世界を平和に導くというものなのですが、女神転生シリーズはひと味違います。

このゲームの世界にもLAW(秩序を重んじる)陣営とCHAOS(混沌を重んじる)陣営というのがあり、一見すると前者が善、後者が悪のような印象を受けます。 しかもさらに悪いことにLAWの世界では何を言うのでもするのでも「神の代弁者」を名目にしてきます。 逆にCHAOSの世界では「悪魔」が全てのシンボルです。

こうなるとますますLAWが善でCHAOSが悪の印象です。 僕も最初はその印象通り、LAWに入会(?)しましたが、しばらくして違和感に気づき始めます。 別にLAWだからといって慈悲に満ちているわけでもない。 興味があるのはCHAOS 陣営の壊滅。

そこで今度は一周目クリア後、CHAOSに属してみました。 やはりシンボルが悪魔というだけでとりたてて粗暴なわけでもない。 そこで僕は初めて悟ったんです、なるほどこのシリーズは勧善懲悪ではないのだな、と。 そもそも人類発生以来、勝者が常に善ですからね。

ただこのゲームと出会ったことにより「完全なる無偏見は可能か?」ということについてなんとなく考えるようになりました。 例えば誰かが電車内で痴漢された事件が発生したとき、女性が事件をでっち上げた可能性は考えずに、たぶん誰もが男性側に非難の目を向けるはずです。 店内を商品をもってウロウロする場合でもスーツ姿のビシッとした人よりも髪ボサボサでサンダル履きの人を警戒するのは店員としては自然でしょう。

またそれとは別に芸術的価値に対する無偏見があります。 僕の高校時代からの友人に演歌もクラシックも同レベルに楽しめるという人がいます。 僕たちの世代はなんとなくクラシック音楽は高級、演歌はダサいみたいなイメージがありましたが、友人がこんな感じで音楽を聴いている様子を見て、俺も音楽好きならこの姿勢は見習わないとと妙に感心しました。

最後に僕が一番自身に戒めていることが「一度した評価を修正しない」ということです。 これは最終的には自分の身にも悲劇となって返ってきます。

例えばある時点でとても人格的に未熟な者があったとします。 その未熟さゆえ当然ながら彼に対してネガティブなイメージを持ち、以後彼に対してはネガティブなバイアスがかかっているために冷たい態度であったりとか粗暴な言動で接するようになります。

しかしそんな未熟な彼も日常で揉まれていくうちに自然に改善されていくのが普通です。 それに合わせて周りの態度も軟化していくことでしょう。 そんな中、一人だけかたくなに「いまだに未熟」と主張し続けたらどうでしょうか? 現在では成長しきった彼から受け入れてもらえないのはもちろん、いままで普通に接していた外野からも「あいつはいったいなんだ」となり、一線を引かれてしまいます。

僕はこうなることにとてつもない恐怖を感じます。 なのでバイアスに固執するのではなく、柔軟に変化させるような生き方をしたいのです。

-人生論, 趣味

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