ヒゲおやじ

ある男の後半生(こう反省)

人生論

「損だし」が目についてやってみた

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今年は初めて株の大掃除、いわゆる損益通算、損だしというのをやってみました。 家の大掃除はそっちのけで株の大掃除とは笑止千万な気もしますが、株式投資を始めて数年、当然それに関係した記事やブログ、動画も好んで視聴するようになります。

年末近くになりますと「節税対策」、「今年の損だしは済みましたか?」なんてタイトルが目についてきます。 これまではチャリンチャリンとただ増えていく売却益に夢中でそんなことは眼中にありませんでした。 が今年は今までで最も利益が低くて正気に戻ったのか(笑)、ふと損だしというものに興味がわいたのです。

そこで実際に今年上げた利益という身銭を切って実践してみました。 やはり身銭を切った学習というのは真剣度が違います。 やってみての事後感想は非常に合理的、そして違法性はないのに多少のうしろめたさアリ、というところでしょうか。

うしろめたさ、というのは僕が医療費という点で自分が払っている社会保険料よりも多く消費しているくせに、払う税金を節約しようとするその性根について感じることです。

僕の初損だしはこんな感じでした。 具体的な銘柄名は伏せますが、文章に熱を込めるために株価などは正直に書きます。 A株という平均取得単価1616円の株を1000株持っていました。 その時A株は1150円という価格がついていたのですが僕は半分の500株を売却しました。 1616円で売れてプラマイゼロという株を1150円で、しかもそれを500株も売ってしまったわけだから当然損失なわけです。 単純に(1616-1150)×500=233000円分の損をしたわけです。

ここでA株を売却して手に入れたわずかな資金でほかの銘柄を買ったり、現金として保有してもいいのですが、損だしの本領発揮はここからです。 売却した価格と株数で「翌日以降に」再びA株を購入します。 こうするとどうなるか? 当然平均取得単価が下がります。 僕の場合、ずっと1616円だったものが1383円まで落ちたのです。

こうすることでA株で利益を出しやすくなります。 今までは1616円以上にならなければプラスにならなかったのが1383円以上の価格で利益が乗るようになったのです。

しかももう一つメリットがあります。 株取引は一年間のトータル額に対して課税されます。 僕には今年損だしするまでに36万円ほどの譲渡益と7万円ほどの源泉税が確定していました。 しかし今年は上のように23.3万円の形式上の売却損を出しましたから、36-23.3万円=12.7万円しか儲かっていないと見なされ、7万円の税金を2.5万円にまで減額できたのです。

「損だし」という名称から一瞬自分の233000円は消えてしまったかのようですが、しっかりとA株の平均取得単価を233000円分下げており、税金もしっかりと合法的に節約できている。

なるほどみんなやるわけだとまた一つ賢くなった53歳の夜でした。

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