ヒゲおやじ

ある男の後半生(こう反省)

人生論

株取引で初の確定申告。 かくれんぼの想い出。

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今年、僕の持ち株の一つが上場廃止となりました。 と言っても会社自体が倒産というわけではなく、別会社の完全子会社化ということで僕の持ち株は紙切れにはならずに、それまでつけていた株価に三割ほど上乗せされ、買収先に買い取られました。 それでもそれよりもはるかに高い価格でそこの株式を所有していた僕にとっては、なかなかに無視できない損を出してしまいました。

株式の売買については「損益通算」という制度があります。 売却益と配当金収入には二割の税金がかかるが、売却損も出している場合には利益から損した分を差し引いた額にしか課税されないというものです。

利益の方が損した額よりも多いのなら話は簡単です。 自身の口座が特定口座であれば証券会社が納税もしてくれるのだから、当然その流れで利益から損した分を引いてその額から課税額も確定し、納税してくれます。

少々面倒なのが逆の場合で、今回の僕のケースがそれに該当します。 この場合、損した額の方が多いため、まずこの年の株式に関する納税義務はなくなります。 しかもこの年に消化しきれなかった損金分は、確定申告をすることで3年間繰り越すことができるのです。

納税に関しては証券会社がやってくれますが、確定申告は自身で行なう必要があります。 まあ「自分のケツは自分で拭く。」と思えばいいのでしょうが、どうせやらなければ自分が損をするということで終わる話ではあります。

それに今はマイナンバーカード、e-taxという制度ができました。 昔は税務署まで各種必要書類や印鑑などを持参し、着いてからも自分の番が来るまで待ったりしなくてはならなかったようですが、そんな必要はなさそうです。

年間取引報告書も証券会社の電子データを税務署のフォントにコピペするだけなので理論上間違いは発生しようがないし、何といっても窓口業務でなくオンライン業務なので24時間受付可能、猛吹雪関係なしというのが素晴らしい。

ただ一つなんとなく感じることがあります。 僕は別に脱税や怪しい商売をしているわけではありません。 マイナンバー制度で経済活動などをがんじがらめに捕捉されたところで何らやましいことなどないのですが、正直「束縛される窮屈さ」みたいなものを覚えることがあります。

日本には昔から子供たちの間で「かくれんぼ」なる遊びがあります。 僕自身も幼少時夢中になりましたが、あの見つかるまでの誰からも干渉されていないという感覚はなかなかのものです。 束縛から逃れたい、という側面が遊戯になったという部分はあるのではないでしょうか。

稼ぐようになったいい大人がする「脱税」だっていうなれば「お金のかくれんぼ」みたいなものです。 まあこちらは犯罪ですので気安くは言えないのですが、心情的には他者の支配の及ばないところに大事なものを隠しておきたい、というところでしょうか。

片や子供の遊び、片や犯罪ですが案外根っこは同じところにあって、マイナンバー反対と日頃から声を上げている人は、本能的にこういうところに反発を感じているのかもしれませんね。

-人生論

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