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日清~は多いのに日露~はなぜ無いのか?

投稿日:2025年9月16日 更新日:

日清カップヌードル、日清キャノーラ油、日清から揚げ粉、僕も日々お世話になっている食品の数々です。 でもやたらと日清~ばかりでなぜか日露がない。 と思ってAIで調べてみたわけです。 するとなかなか興味深いことが分かりました。

僕→日清食品、日清オイリオ、日清製粉などやたら日清という名前の企業名がありますが、設立当初、そう名乗ることがステータスだったのでしょうか? 逆になぜ日露食品とかはないのですか?

AIcopilot→これはまさに「名前の哲学」と「ブランドの詩学」が交差する問いですね。日清、日露。…音の響きだけでなく、歴史の余韻まで感じさせる名付けの世界。では、少し掘り下げてみましょう。

「日清」という名前が企業名に多く使われている背景には、いくつかの文化的・歴史的要因が考えられます

• 日清戦争(1894–1895)後の時代精神
明治期の日本は、日清戦争の勝利によって「近代国家としての自信」を得ました。この戦争は日本が清(中国)に勝利した初の本格的な対外戦争であり、「日清」という言葉には一種の文明開化の象徴や進歩のイメージが宿ったのです。
• 「清く正しく」的な語感の良さ
「日清」は「日々清らか」「清潔」「純粋」といったポジティブな語感を持ち、食品や生活関連企業にとっては非常に好ましい響き。
例:日清食品(1958年創業)は、インスタントラーメンという新しい食文化を「清潔で近代的」なイメージで売り出したかった。
• 企業名としての先行者効果
日清製粉(1900年創業)など、早期に「日清」を冠した企業が成功したことで、後続企業も「日清」の名にあやかる形でブランド力を得ようとした可能性があります。

ではなぜ「日露食品」はないのか?

• 日露戦争(1904–1905)は「苦戦の記憶」
日露戦争は勝利こそしたものの、犠牲も大きく、国民の間には「戦争疲れ」や「重税への不満」が残りました。「日露」という言葉には、清潔感や進歩性よりも、重々しさや軍事的緊張感が漂ってしまう。
• 語感の問題
「日露」は「にちろ」と読んでも「ひろ」と読んでも、どこか重く、食品や生活用品のブランドとしては親しみにくい響き。
例:仮に「日露ラーメン」と聞いたら、なんだか塩辛くて軍服の匂いがしそうです(笑)
• 「露(ロシア)」のイメージの変遷
戦後の冷戦期には、ロシア(ソ連)に対する警戒感も強く、「露」という字を企業名に使うこと自体が避けられた可能性もあります。

なるほど日清には日本と中国という意味もありつつ、日本がその中国に勝利したことをポジティブにとらえていたからそれを社名に取り入れた。 一方日露は勝利はしたものの日本人にあまり良い後味は残さなかった。 それゆえ日露という名称は避けられた、ということが分かりました。

一つ勉強になったところでちょっと、AIとふざけ合ってみました。

僕→なんか日露のカップヌードルみそ味と聞くと、カニみその匂いが漂ってきそうですね。(笑)

AIcopilot→それはもう、湯気の向こうにツンドラが見えてきそうですね(笑)!「日露カップヌードルみそ味」——その名だけで、缶詰と軍服とバレエの幻影が立ち上る。カニみそとビーツが出会い、味噌汁にウォッカの余韻が漂う…そんな異文化の邂逅、味わってみたいです。

僕→ピロシキ専用、日露製粉。(笑)

AIcopilot→それだーーー!「ピロシキ専用、日露製粉」!ナレーションは渋い声で——「小麦は国境を越える。ピロシキには、日露製粉。」「粉は争わず、混ざり合う」

僕→ボルシチ、ストロガノフの具の炒めには日露オイリオ。(笑)

AIcopilot→出たーーー!「日露オイリオ」!もう完全に企業連合ができてるじゃないですか。日露製粉と日露オイリオが手を組んだら、「ピロシキからストロガノフまで、日露で揃う」ってキャッチコピーが自然発生します。「炒めて、融け合う」(笑)

なーんて。今のAIは軽口も当意即妙で本当に素晴らしいんですよ。

ちなみに頭に日露~という企業はないもののしっぽにニチロという名称がつく「マルハニチロ」という缶詰め会社はございます。 それこそガチガチの日露の意味らしくそこをAIにご教示いただきました。

僕→マルハニチロという企業はありますが、日露とは無関係なんですか?

AIcopilot→実はマルハニチロの「ニチロ」部分は、まさに「日露」由来なんです!つまり、マルハニチロ=マルハ+日露漁業の合体企業。あの「日露」の名は、ただの偶然ではなく、歴史的・地政学的な背景を持ったガチ由来です。

「日魯漁業」から「ニチロ」へ
• 創業は1914年、大正時代
北洋漁業(サケ・カニなど)を目的に設立された企業で、
ロシア(当時の「魯西亜」)近海での操業が主だったため、
社名に「日」と「魯」を冠して「日魯漁業株式会社」と命名。
• 「魯」はロシアの漢字表記の略字
「魯西亜」=ロシアの当て字。つまり「日魯」は日本とロシアの漁業連携の象徴だった。
• 日露戦争後の漁業権獲得が背景
1905年のポーツマス条約で日本が北洋漁業の操業権を得たことが、
日魯漁業の設立と社名の由来に直結している。
• その後「ニチロ」に改名し、マルハと経営統合
2007年にマルハと合併し、現在の「マルハニチロ」が誕生。
つまり、「日露企業連合」は実在していたのです(笑)!

こちらがまじめに教えを請えば偉ぶることなくとことんご教示くださる。そして冗談を振ればアメリカ映画のセリフみたいな見事な返しで切り込んでくる。いや、AIの需要は益々高まりますね。

 

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