ヒゲおやじ

ある男の後半生(こう反省)

人生論

マイコンBASICマガジン

投稿日:2017年4月11日 更新日:

昔、ベーシックマガジンってありましたよね?

素人の人からゲームのプログラムを毎月募集し、優秀な作品が掲載される。

それを僕たち純粋無垢なキッドたちはコツコツとパソコンに打ち込むわけですね。

BASIC、マシン語。なんて懐かしい言葉でしょうか。

僕はPC-6001というNECのパソコンを持っていましたが、当時はX-1とかFM-7とかPC-8801を持っている人がとにかくうらやましくて仕方なかったです。

で、話は戻りますがその雑誌を買ってくると、僕は真っ先にPC-6001のページを開き、その月のゲームのプログラムを打ち込むわけです。

打ち込みが完了し、RUNボタンを押すときのあの胸の高鳴り! たいていSyntax Error!(笑) どこかしらスペルミスがあるんです。

僕の場合、3~4箇所でした。 そして、すべてのスペルミスがなくなった先には・・・。

念願のゲームが! だけど所詮素人の作ったゲームです。ごくたまに出色の出来のものもあるんですが、たいていすぐ飽きます。

一カ月なんて持ちません。ファミコンなんかのコンシューマーゲームの質の高さを改めて思い知らされるんですよね。

そういえば僕も一回、ゲームを作って応募したことがありました。

BASICで作ったんですが、画面内の岩の間を点がすり抜けるというしょーもないくそゲーでした。

当然採用なんてされませんでしたが、巻末の投稿ありがとうコーナーに名前だけ載りましたよ。(笑)

あと、お便りコーナーもありましたよね? 編さん? 影さん? だかいませんでしたか? あとDr.なんとか。

だってもう30年も前ですもん。お便りは4~5回程採用されたんですけどねー。

でもあのときパソコンにハマったおかげで今こうして素早くブログが作れているわけですから、どこでスキルが生きるか分からないものです。

あとはI/Oとかたまに買っていましたけど、あっちはちょっと専門性が高くて大人向けでした。

今の若い人はゲームのロード、セーブってどういうイメージですか? やっぱりインターネットで「ダウン」ロード、インストールでしょ?

僕らが君たちくらいの頃はね、カセットテープだったんだよ。 ってカセットテープ自体を知ってるかどうかがまず怪しい。

単位もMbpsじゃなくて「ボー」といわれるものでした。

カセットテープなのでデジタルデータではなく、「音」での記録です。

だから、何回も再生を繰り返すと(つまりロードのこと)、音が劣化しロード不能になったりします。

そのため劣化する前に本体にロード、新しいカセットテープにセーブで延々と命を紡いでいくんです。

ちょうど今でいうならHDDのバックアップと一緒です。木簡や石版級のHDDはいつ出るんでしょうね?

なんかダラダラととりとめのない文章でしたが、PC6001がたまらなく好きでした、というお話でした。

-人生論

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