ヒゲおやじ

ある男の後半生(こう反省)

人生論

本当のお金の使い方

投稿日:2017年7月23日 更新日:

僕は子供の頃はケチで、貯金をすることが大好きなタイプの人間でした。

貯金通帳の数字が大きくなっていくのを眺めているのが何よりも快感で、一度増えた桁を減らすことは死ぬほど辛い。

多分、守銭奴と言われる人たちはこのような考えに終生、憑りつかれているのでしょう。

僕は幸運なことに、人生半ばでこのことの意味の無さに気づくことが出来ました。 いや、意味がないどころか自分とって害悪さえもたらしてしまいます。

例えば祝儀や香典といったものは、円滑な人間関係を築くためには欠かせないものですが、あまりに金銭に執着しすぎてしまうと、これらの出費にさえ躊躇ってしまういわゆる「義理欠き」につながってしまいます。

守銭奴の人たち(あえてそう呼びます)は、目先の小銭を追いかけるあまり、大事な人間関係を失ってしまうのです。

お金というものは貯めたり、持っているだけでは何の効力もありません。 使うからお金なんですね。 使って初めて毒にもなり、薬にもなる。

お金というものは、自分にとって上手に使うことが出来ると、さらにお金を生み出す道具にできます。

ただ、遊興費として使ったお金は雲散霧消するだけです。 まあ僕も男ですから、それが全く無駄だと言えない部分はあることは分かります。

ストレス解消は明日への活力となり、プライベートの付き合いに適切にお金を使うことは人間関係を円滑にしますから、その意味では決して無駄ではないのですが、残念ながらそれが何か新しいスキルを身に付けさせたり、知識を授けてくれることはありません。

しかしお金というものは「払う」ことで、本来手に入れることが困難なはずのスキルや知識を簡単に与えてくれる魔法のツールなのです。

それだけではありません。 お金が史上最強のツールであるのは「時間が買える」という点です。

つまり場所を移動する時、お金がなければ移動手段は徒歩に頼るしかありませんが、お金さえあれば自動車や電車、飛行機などを利用できます。

同じ目的地に達するのにも、お金を上手に使えば時間を大幅に節約できる。 しかもその節約した時間を他のことに使うことができるんです。

仕事にしても同じことです。 お金を払えば、本来自分がやるべき仕事を他人に任せることができる。 その間、自分は他のことが出来るわけです。

守銭奴の人というのは、お金のこうした素晴らしい効用を生かさずに、ただひたすらお金を集めるだけの「コレクター」になってしまっているんです。

本当にもったいないと思います。 どんなに何を集めても「死んだ時点で終わり」なんですから。

ブログデビュー、そしてグーグルアドセンス合格

僕が今日、この記事を書いたのは本日、グーグルアドセンスに合格したからです。

別に自慢というわけではありません。 ブログを始めて3カ月、コツコツ更新を重ねた結果の合格ですから、むしろようやく努力が実ったという気持ちです。

ただ振り返って考えてみますと、僕がアドセンスを無事取れたのはサーバー、ドメインというものをお金を払って借り、自己投資をしたからこそだと思っています。

そしてWordPressを導入して、初めてのブログを始める。 右も左もわからず全てが試行錯誤の毎日です。 不思議なもので、最初は何も分からなくても、少しづつ覚えていくんですね。

ちょうど、言葉の分からない外国人が現地に住んでいるうちに、その国の言葉を自然に話せるようになるのと似ているかもしれません。

気が付いてみると、多少の金銭と引き換えに「ブログのスキル」、「レンタルサーバー」、「独自ドメイン」というかけがえのない知識を得ることが出来ました。

しかも「お金」→「知識」に一旦変化してしまうと、それ以後他人に盗まれる心配がなくなってしまいます。

僕は守銭奴の人、お金のコレクターにこのことに気付いて欲しくて仕方がないのですが、やはり彼らは「お金を大量に持っている状態」が好きなんでしょうね。

僕は浪費家ではないですが、やはりお金の流れを自分の場所でせき止めるのは健全とは思えませんし、自身の精神的充足の方に快感を覚える性格らしいので、適度にお金を使って生活を楽しんでいこうと思います。

-人生論

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