ヒゲおやじ

ある男の後半生(こう反省)

人生論

夢の不思議

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僕は毎日、夢を見ます。 子供の頃は落下系の夢、事故系の夢、逃走系の夢なんかが多く、やたらとあわやというタイミングではっと目覚めることが多かった記憶があります。

現在では仕事関係、家族、友人たちとの談笑の断片が多く、一応平和なエンディングらしきもの(?)を迎えてからゆっくりと目覚めるといった感じです。(笑)

更に僕の場合は、子供時代、壮年時代とは別に、5年前に脳出血という大きな病気も経験しており、その前後でも明らかに夢の質に変化がありました。

発症前は多分、睡眠時無呼吸症候群であったことなどもあり、悪夢系が非常に多かったのです。 誰かに首を絞められる夢なんかは、その最たる典型例ではなかったでしょうか。

しかし病気を発症し、入院中に体重が減少したことにより無呼吸から解放されたためでしょう、悪夢系の夢を見ることが極端に少なくなりました。

やはり体調と夢というのは密接な相関関係があるのだなあと思い知りました。 それでも基本的に穏やかな夢を見ることが多くなったとはいうものの、仕事上のストレスがある状態で床に就いたりしますと、やはり悪夢に悩まされることもあります。

僕は昔から夢で不思議に思っていることがいくつかあります。 今日はそれがメインテーマです。

第一に自分で夢と自覚して見る夢、いわゆる「明晰夢」です。 なんでも明晰夢というのは、基本的に一生に一回しか見ることがないのだそうです。

そういえば僕もこれを見たのは小学生の頃でした。 しかしなにぶん子供ですから、夢という自覚はあってもそんなにやることがあるわけではありません。 当時の僕もしょうもないことで、貴重な機会を費消してしまいました。 大人の今であれば、いろいろドロドロした欲望が様々に形を変えて現れるのでしょうが・・・。(笑)

しかし当時はそれよりも、目覚めた後の不思議な感覚が鮮烈でして、このイベントが成人式や葬式(自身の)みたいに一生ものだとは思ってもいなかったので、「またいつか」みたいに期待していたのです。

もう一つは夢の中でいわゆる「理想の人」に出会ったことです。 こういうと、自分が現実世界で好意を寄せている女性が夢に出てきたのでは?とか、好きな芸能人、タレントが出てきたか?とか言われそうですが、全然違い、モデルとなる人間がいない、自身の夢オリジナルの女性なのです。

現実世界時間でどれくらい、その人の夢を見ていたかは分かりませんが、夢の中では長時間その人と語らい、将来について語りました。 ボーイッシュな雰囲気なのですが顔が見えません。 しかし性格が最高でその言動がいちいち僕のハートに突き刺さるのです。

見ざめた後、僕は割とマジで自分を殴って自分を気絶させようと考えたほどでした。 そうすればまた会えないか?(笑) これも個人的には不思議な夢でした。 なにせモデルがいないのですから。

最期は、「夢で起こる意表を突く出来事」です。 僕は夢というのは基本的に自身の脳内での出来事なので、「想定内の出来事」しか起きないと思っています。

例えば僕が何か悪いことをしてその発覚を恐れ、戦々恐々として床に就いたとします。 その夜、それがばれたくない相手にコトが露見してしまった夢を見るのは理解できます。 潜在意識にそれに対する恐怖があるのですから。

ところが僕の場合、例えばパチンコで大勝ちした夢を見たとして、さあいざ換金。 と思って換金所に向かいます。 大量のドル箱はいつの間にか景品に変わっている。(夢あるあるですね)

ここで誰かが突然、僕の肩をポンポンするわけです。 びっくりして振り向くと「兄ちゃん、飲みかけのジュース忘れてるよ。」と言いながら渡してくるのです。 これが「想定外の出来事」なのです。 僕にとっては、説明のつかない不思議現象です。

どうしてこういう意識の流れ的に眼中にもないことが突然起こるのか? 現実世界なら説明はつきますけどね。 複数の脳で起きている出来事なのだから。 病気になって僕の脳が変質してしまったのでしょうか?

ともあれまだまだ謎の多い夢ですが、今夜も僕は夢を楽しみます。 いつかあこがれのあの人に再会出来たら今度はプロポーズしようかな?(笑)

-人生論

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