最近、加齢のせいなのか仕事のストレスからなのか、身体に様々な症状が出てきて少々不安なのです。
僕は8年ほど前に脳出血を起こしていて左半身を麻痺しています。 幸い出血の度合いが軽度であったことと、良い医師や看護師さんに良くしていただいたことで大事には至らず、現在は再び依然と同じ職場で働かせていただいております。
ただ後遺症としててんかん発作を持ってしまいましたが、これについては薬でうまく抑えられています。
問題は本来なら左右両方に出るのが自然であるべき症状が左半身に集中して起きるようになったことです。 例えば僕は昔は結構な頻度で夜中に足をつっていましたが、両足とも同じぐらいの確率でした。 最近では水分補給などにも配慮するようにしたため、起こる回数はぐんと減りましたが、それでもつる時は決まって左側だけになってしまいました。
他にも足のむくみも左足だけ、皮膚炎も左だけという何とも言えない状態。 担当の脳外科の医師に相談したところ、脳出血の影響であるのは間違いないとのこと。
しかしこれでは自分が健康なのかどうかわからないわけです。 左半身に何が起きても右半身に異常がなければ自分は健康体ということでいいのでしょうか?
そこに冒頭にも触れた原因の分からない様々な症状です。 慢性的な下痢、足腰の痛み、軽度のめまい等ですが、これらには左右というものがありません。 僕は二カ月に一度のペースで通院していますが、基本的にそのたびに各種の検査を受けます。 言ってみればその頻度で健康診断を受けているようなものです。
そこでの数値には特に異常が見当たらないので、「ああ。これらは疲れかストレスか、はたまた歳を取ったのか、飲んでる薬の副作用?」ということで自分を納得させているわけです。
「加齢由来の症状」は初めて起きた時がその人にとっての初体験になるので、その時起きたことが異常事態なのか正常な老化現象なのかも判断が難しいのです。 どんな些細なことでも逐一医師に訊けばいいではないかと思われる人もおられるかも知れませんし、実際そうしておられる方もいるかもしれませんが、僕の場合はどうも性格的にあまり他人に手間とか迷惑をかけたくないと思ってしまうので、「これは明らかにおかしい」という感じがなければ自身で抱え込んでしまうのです。
ともあれ当然僕にとっても日々現れる老化現象の全てが新しいものばかりで、対処法なんてわかるはずもありません。 しかしながらせめてもの抵抗(?)として日々の生活の中でのささいな本能的欲求には従っていくことにしました。
例えば眠気を感じたらすぐに仮眠をとる。 仕事の後の晩酌も今までは休肝日を何日おきとか厳格に決めていましたが、現在では体がアルコールを欲していない日を自然な休肝日としています。 そうすると不思議なもので飲酒日が一週間続いた後で勝手に二週間休肝日となったりするのです。 それも無理なスケジュールを組んでそうしているわけでなく自然となっているのでストレスにもならないのです。 あと、腹いっぱい食べたいという欲求は加齢とともにいつの間にか消え、空腹感が消えたら自然に食べるのをやめるという状況になっています。
要するに本能的欲求を必要最低限かつストレスがたまらないように満たしていけば、自身の身体について一定の責任は果たした。 それでも何か起きてくるようならそれはもう運命というかうまく付き合っていくしかないのかな、と思います。
当然「暴飲暴食」とかは本人責任なので論外ですし、もうそんな欲求は起きないですが、折角の人生なので一日でも多く楽しみたいですね。