ヒゲおやじ

ある男の後半生(こう反省)

人生論

新人さんが来たけれど・・・。

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僕が働く部署に新人さんが入ってきました。 このご時世どこも大抵そうだとは思うのですが、僕の所属する会社、部署も人数カツカツで回っていて、例えば誰かが病気など予想できない事態で急に休みになった場合などは、人員がギリギリであると現場が一気に困窮するわけです。

そのために新人さんが入ってくると皆やはりその働きに期待するわけです。 一日でも早く独り立ちしてくれればその分、教え手がほかの業務に時間を割けるわけですし、カツカツだったスケジュールもゆとりができて休みが取りやすくなる。

ところが残念なことに今度の新人さん、周りの期待するペースで技術の習得が進まずに、現場全体を疲弊させています。

ただこれに対する不満をつらつら並べてもただの新人への愚痴ブログとなってしまいますので、僕的にはこの事象への客観的な(なるべく)分析を試みたいと思います。

まず彼は20代なのですが、おしなべて現代の20代はこんな感じなのかなという印象はあります。 もちろん採用試験、面接というフィルターを経てこの会社にきた20代なので、人事によるある程度の偏向はあるかとは思います。

あまり自己主張が激しくなく、淡々と仕事をこなす感じ。 彼らはえてして無口で・・・、と書きかけハッとします。 これを書いている僕は、僕ら世代は50代なのです。 僕らが20代のころ、50代の人に馴れ馴れしく接したでしょうか?

僕らが人を評価するとき、失ってはいけないのがこの視点なのです。 「今の若いやつは・・・。」論法は3000年前のエジプトでもすでに使われていたといわれていますが、僕の会社でも若い人同士の会話を聞いていると、別に全員が無口なわけでもありません。 単に年長者への遠慮であるわけです。

しかしながらこの度僕の部署に来た新人さんは、これを考慮に入れても仕事へのスタンスが受け身すぎて周りを困惑させてしまうのです。 確かに彼主体の世界観ならば周りは年長者だらけで孤独になるのは理解はできます。

ただそうはいってもこれは仕事であって、周りが頑張って食べ物のある場所に連れて行っても本人がそれを食べないのでは栄養にならない。 といって下手に怒鳴る騒ぐでは今の世の中、すぐにパワハラモラハラと問題視する世の中です。

僕が会社に新人として入った30年ほど前は、さすがに物理的な暴力行為は受けませんでしたが、言葉での罵倒は数知れずでした。 その当時の先輩はもう在籍してません。 いろいろ教わった当時は強い殺意がわいたりもしましたが(笑)、現在は結構感謝もしています。 メンタルを大きく鍛えてくれましたから。

ちょっとしたことでパワハラパワハラとピーピー大騒ぎする現代では、メンタルを鍛えるのにも一苦労、なのかな?

-人生論

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