ヒゲおやじ

ある男の後半生(こう反省)

人生論 時事

2019年を振り返る

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いよいよ2019年も終わりです。 この歳になってきますと一年なんてあっという間に過ぎてしまいます。 小学生の頃、たった50分の授業時間すら無限の時に思えたあの頃が幸福だったのか不幸だったのか・・・。

今年は何と言っても「改元」というめったにないイベントがありましたが、前回のように天皇崩御による改元ではなかったために、気分的には「悲しさ」ではなく、「節目」というかこれを契機に日本を盛り上げていこう、みたいな感じには多少なっているのではないでしょうか。

折も折、ちょうど社会的にも天災も相次ぎ、大量リストラ問題、日韓問題などなど、心配事は尽きませんが、人間の心の中はなんでもいいからとにかくすがる「わら」を求めています。

地球的には「日本一国の元号の変化」などなんの影響も効果もないことなのですが、せめて気分だけでも前向きになれば、少なくともずっとネガティヴでいるよりは全然方向的には建設的でいいでしょう。

そんな中、個人的にも一つの大きな出来事がありました。 父親の死です。

世の中のすべてのとは言いませんが、たいていの人がいつかは経験するであろう親の死。 僕の場合、父親は経済的には充分過ぎるほどのことをしてくれたので、その点は感謝の念に堪えないのですが、性格的にややルーズな面があったり、家族に面倒をかける一面があったりしたので、それほど悲しみが前面に出てくるということはありませんでした。

ただ弔問に訪れる知人、友人を見て自分の父親の性格を知るということはありました。 「類は友を呼ぶ」と言いますが、やはり趣味、嗜好が似通った人間がグループをつくるものです。 弔問客に挨拶しながら「ああ、自分の親父はこういう人間だったか」と周知の部分に共感したり、意外な部分に驚いたりしました。

あとこれは今振り返るとなんですが、「あれが最期の前兆だったかな?」というものがありました。 というのも、これは今回の親父に限らず、祖父、叔母にもみられた現象であり、僕の好きな「東京物語」という映画の中にも同じような描写があったからです。

それは「死を迎える少し前にフラフラしてその場に崩れる」というものです。 その後は何事もなかったように元に戻り、周囲を安心させます。 しかし前出の3人も映画の中の役者もしばらくしてこの世を離れるのです。 もしかしたらこの現象は、当事者へ死を知らせる神からのさりげないメッセージなのかもしれません。

僕の母親は今はまだ元気ですが、やはり親である以上、いずれ「その時に立ち会う」ということになるのでしょう。 「自分が死んでも悲しむなよ」と母親は言いますが、難しそうです。 神様からメッセージが届いてしまったら・・・。

とにかく一緒にいてあげて、困ったことや面倒なことを解決してあげる。 この時が一番満足そうな様子を見せます。 金銭欲や物欲は見ている限りほとんどありません。

しかし死んだ親父と母親は何と言っても「同世代の人間」です。 話題が共通していました。 いくら大切な親とはいえ、この世代間ギャップだけはどうにもなりません。 自分にはわからない話を遺影の親父としている母親をみると、親父にしか務まらないこともあるんだな、とつくづく実感させられました。

とにかく親父の死んだ2019年は終わり、新たな年が始まります。 自分にとって片親デビューの年ですが、話し相手がいなくなった母親(とはいっても姉妹や近所で懇意の人はいるので孤独というのではない)をどう助けていくか、を模索していく年にもなりそうです。

2020年も頑張って行きましょう、そして生きましょう。

-人生論, 時事

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